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2014/08/31

売れ筋 鉄のフライパン

2012年4月から鉄のフライパンについて書き始めて2年が経過しました。
おかげさまで鉄のフライパンがよく売れています。

implements Runnable: 鉄のフライパンのおすすめ

大まかに、このブログから売れたフライパンは以下。
鋳鉄よりプレスが人気。サイズは24cm・26cmが人気のようです。

売れ筋フライパン

de BUYER フライパン

高額なフライパンですが、ミネラルビーの26cmが売れ筋です。

SA鉄黒皮厚板フライパン 18cm AHL20018

安価なフライパン。18、24、26cmは同程度の人気です。

パール金属 鉄職人 鉄製 フライパン 20cm H-8533

同じく安価なフライパン。24、26cmが売れ筋です。

番外編
味一鉄 フライパン 26cm KS05-P2640

高くも安くもない値段です。

極ROOTS フライパン 26cm

リバーライトのブランド”極”シリーズ
中華鍋タイプもあるんですね。

燕三 木柄フライパン18CM EM-8284

燕三のフライパンも深めの鍋がありました。

盛栄堂 南部鉄 おやじの鉄板焼 F-461

南部鉄器のおしゃれな鉄板。
肉や魚介を焼いて、そのまま食卓にだせそうなデザイン。

ホームセンターで買った26cmのパン肌が少しづつ反ってきているようで、ハンバーグがうまく焼けなくなってきました。
デバイヤのミネラルビー26cmに買い替えようかなと考えています。
山田工業所の打ち出しフライパン24cmは絶好調です。

以上




























2013/07/13

2013/05/18

フッ素樹脂加工のフライパン、最高級グレードはいくら?

フッ素樹脂加工のフライパンは、いかに加工を長持ちさせるか!が勝負。
2大ブランドの「ティファール」と「テフロン」は、より剥がれにくいコーティング技術をうたっています。

それぞれのコーティングのグレードと、それが施されたフライパンを調べてみました。

その1)
ブランド「ティファール」のフッ素樹脂加工のグレードは6種類。
最高級!「アルティミウム・プロ」コーティングのフライパンは、Amazonで6千円程度。
http://www.club.t-fal.co.jp/products/CW/nonstick/corting.html

その2)
ブランド「テフロン」のフッ素樹脂加工のグレードは7種類。
最高級!「プラチナプラス」コーティングのフライパンは、Amazonで3千円程度。
http://www.teflon.jp/cook/coating.html

どちらも意外と安く売られているのが驚きでした。




金属ヘラが使える強度があるようですが、熱に弱いのは変わりないので、空焚きは厳禁です。Amazonのレビュー欄で「すぐに加工がだめになった」系の評価をしているのは、おそらく火加減をミスしたり、空焚きしてしまったりしたのだと思います。

せっかくの加工を長持ちさせるために、火加減注意。油を引いて料理しましょう。




2013/02/08

2013/01/28

育ちの悪いフライパンをリセットする

妻がメインで使っている鉄のフライパンのパン肌がまたまた荒れ始めていました。
育ちが悪いですね〜
ホームセンターで購入 26cm

ちなみに、私がメインで使っている鉄のフライパンは、黒光りが強くなってきて、いい感じに育ってきています。使用後に金たわしで汚れを落とす時の滑りが良いです。洗剤使っても染み込んだ油が抜けることはありません。
山田工業所 打ち出し 22cm


とにかく妻のほうのは、このまま使い続けてもくっつくフライパンにしかならないので、サンドペーパーで磨いてリセットすることに。
奇麗になったパン肌。

空焼きして酸化皮膜をつくります。安全装置付きのコンロだと途中で火が止まってしまうのでカセットコンロなどを使いましょう。
酸化皮膜(黒錆)


酸化皮膜(黒錆)に油を染み込ませる
鉄のフライパン リセット完了。


順調に育っているパン(左)とリセットしたてのパン(右)

記念にパシャリ
今度こそリセットすることなく黒光りするフライパンに育ってほしいと願いつつ。
使用後は金だわしでしっかり汚れを落とす。
パン肌を削り取るぐらいの勢いでこするようにすると奇麗なパン肌を保てると思います。

2013/01/14

鉄のフライパンのおすすめ

鉄のフライパンを購入するときに参考になればと思い、まとめてみました。

■サイズ
26cm・・・一番ポピュラーなサイズだと思います。一家に一つあるイメージです。ハンバーグ3個ぐらい焼ける大きさ。オムレツを作るにはカーブが緩すぎるので向かないです。フライパンや鍋の蓋が大抵26cmだから、家にある蓋を流用できる場合が多いと思います。
22cm・・・少し小さめ。朝食でちょっと使いたい時とか。オムレツも可能。

■厚み
・薄い(1〜2mm)・・・これぐらいなら26cmのサイズでも1kg前後なので、女性でもフライパンを振ることができると思います。
薄い分、蓄熱性は低くなり、例えば、冷たい卵液でオムレツを作るとフライパンの熱を奪ってしまいくっつく場合があります。
・厚い(3mm超)・・・重みがあり、振らずに調理するステーキ等に適しています。蓄熱性が高まるので、均一に熱を伝えやすく、餃子などを並べて焼いても均一な焼き加減になると思います。

■深さ
・ソテーなどする場合はフライパン返しが入れやすいように浅めが良いと思います。後で紹介する魔法のフライパンは浅めの作りになっています。
・野菜炒めなどかさばるものを作るのであれば、深め。もしくは中華鍋が一つあると重宝すると思います。
・とりあえず最初のフライパンを買うなら、ホームセンターで売っているような普通の深さ!?を購入して、後から中華鍋を買い足すなどすれば良いと思います。

■製造方法
プレス・・・鉄板を型抜きして成形する。薄いフライパン向き。量産しやすく比較的安価。
・ホームセンター系 ¥2,000前後
柄の部分が木製なので、何年も使ううちに取れてしまう可能性はありますが、鉄のフライパンであることに変わりはなく、十分使える品です。


・リバーライト 極(きわめ) ¥5,000前後
プレス行程:http://www.kodawariyasan.com/river/profile/river_profile.htm
錆びにくい窒化鉄が特徴とのことです。


・de buyer(デバイヤー) ¥5,000前後
フランスの老舗メーカー。
2.5mmなど比較的厚めの作りで、シルバーが美しい。
シーズニングの方法や黒く育つ経緯をサイト上の動画で紹介しているなど、こだわりが感じられる。
プレス工程:http://www.debuyer.com/video.php?id=121&background=bleu1&start=8



打ち出し系・・・鉄板をたたいて打ち出していく。薄いフライパン向き。
プレス同様、薄いフライパンを製造できるが、数千回たたかれた鉄板のためか、使い込んでいくとプレスとは違う漆黒の風合いになります。

・山田工業所 ¥2,500前後
空焼き(空焚き)を済ませて納品してくれるサービスがあります。
公式HP:http://www.yamadanabe.com
購入先➡http://shop.prokitchen.co.jp/item_detail.command?item_cd=YAFP16-26-IH&category_cd=K_C_Y_FRYPAN_IH


・あじねフライパン ¥15,000円前後

公式HP&購入先➡http://www.ajinefrypan.com/index.htm

鍛造・・・鉄のブロックを真っ赤に焼いては叩いて成形していく製法。薄いのも厚いのも製造できる。打ち出しよりもさらに量産しにくく比較的高価。



・turk ¥20,000前後
参考HP:http://www.free-park.jp/?pid=19710713



・鋳造・・・溶かした鉄を型に流し込んで作る。厚いフライパン向き。量産しやすく比較的安価なものが多いが、ダグタイル鋳鉄など高価な物もある。

・イシガキ 鉄鋳物フライパン ¥1,500前後


・LODGE スキレット ¥3,000前後
公式HP:http://www.lodge-cooking.com/product/logic/index.html


・南部鉄器 ¥10,000前後
カシューナッツ塗装のフライパンと、無塗装の上等フライパンがある。
公式HP&購入先➡http://oigen.jp/product/all_items/JTO-1-004/

・魔法のフライパン ¥10,000前後

公式HP&購入先➡http://www.nisikimi.co.jp
厚い鋳物をあえて薄く、軽くして大ヒット中のフライパン。
メーカーによると、炭素を混ぜることで遠赤外線効果を加えているとのことだが、そもそも鋼(こう)から炭素含有量を増やした物を鋳鉄と呼ぶので、特別、魔法のフライパンだから遠赤外線効果があるというわけではないと思われる。
ダグタイル鋳鉄製なので鋳物の弱点、ひび割れに強いと思われる。

・川口鋳物 ¥10,000前後
http://www.ferramica.com/shop/hotpan26fr.html
魔法のフライパンと同じくダグタイル鋳鉄製。
取っ手のデザインが魔法のフライパンに似ている。
厚みは魔法のフライパンが1.5mm、こちらは2mm。

私感・・・
私自身は、ホームセンター、山田工業所製、魔法のフライパンの3種類しか使ったことが無いのですが、その中でいうと、おすすめは山田工業所製のフライパンでしょうか。
サイズ26cm、厚み1.6mmをチョイスしておけば、オールマイティに使えると思います。

鋳造は鉄板が厚いので振れない。どっしり火において焼くステーキなど用途に向きます。ただし、魔法のフライパンや川口鋳物のフライパンは軽くて普段使い可能ですが、値段が高いです。

ホームセンターのものは、打ち出しの山田工業所製やダグタイル鋳鉄の魔法のフライパンと比べて、鉄の質が違うのか?酸化皮膜が弱くなかなか黒いパンに育たない気がします。
(気のせいだけかもしれません)

他にも見つけたら順次追記していこうと思います。


2013/4/14追記:Googleトレンドでいくつかのフライパンを比較してみました。
リバーライトは注目度が高いですね。(魔法のフライパンは人気がありすぎて他のグラフがつぶれてしまうので比較対象から除いています)


2013/01/13

なぜ熱した後に油を入れるのか?

なぜした後にを入れるのか?

【フライパンをする理由】

吸着水を揮発させ、油が染み込む隙間を作るため

陶芸の素焼きなんかでも取り除いたりする「吸着水」。
くっつきの原因になる物質です。

吸着水とは何か?は以下が参考になります。
フライパンに材料がくっつくのは吸着水が原因
http://ameblo.jp/loglow/entry-10799319097.html

吸着水を揮発させるために、フライパンを熱する。
フライパンを熱したときに出る白い煙がそれです。
しっかり揮発させることで、くっつきにくい状態を作り出します。
また、熱する事で酸化皮膜(※1)に隙間が開いてきて、その中に油が染み込みやすくなる効果もあるそうです。
酸化皮膜に油が染み込むことで、食材がパン肌に直接触れる事がなくなって、くっつきにくい状態を作り出します。

※1)サンドペーパー等で磨いた銀色の地金状態のフライパンを空焼きすることで出来る錆。青くて奇麗な玉虫色が、何度も油を馴染ませていくことで徐々に黒く変色していきます。
青い玉虫色の酸化皮膜

っした後に油を入れる理由】

パン肌の温度を下げるため。

吸着水を揮発させる温度は250度前後。
その温度のままでは高温すぎて、食材を入れたときにタンパク質の多い卵などはくっついてしまいます。

ここでおたまいっぱいぐらいのたっぷりの油を注ぐ事で、パン肌の温度を調理に適切な180度付近まで下げることができます。

ホットケーキなど100度付近まで温度を下げる必要がある場合は、濡れ布巾の上にパンを置けばOKです。

フライパンに油をなじませると同時にパン肌を適温まで下げる。
じつに理にかなった作業です。

これを油返しといいます。
そして使った油はオイルポットに戻してパン肌に残った油はキッチンペーパー等できれいに拭き取りましょう。

その後、調理に必要な油(オリーブ油やサラダ油、ごま油等)を入れて調理開始。
あくまで調理に必要な油であって、くっつき防止の油ではありません。
油返しをした段階でくっつかないフライパンになっているので、油無しの料理が可能です。

テフロン塗装などに代表されるノンスティック加工の施されたフライパンは塗装を高温から守る為に、調理に要不要かかわらず、かならず少量の油を入れることを推奨されています。取扱説明書にたいてい記載があると思います。
鉄のフライパンであれば、塗装を守る必要がないため、油無しの調理が可能です。

おまけ:
オムレツを作る場合、冷蔵庫から取り出したばかりの冷たい卵だと、フライパンの温度が一気に下がりすぎて、くっつきやすくなります。
そういう場合は、卵を常温に戻すとくっつかなくなります。

それでも、油返しを繰り返すうちに、鉄のフライパンが育ってきて、冷たいままの卵でもいつの間にかくっつかずにオムレツができるようになります。

参考になれば幸いです。

2013/01/05

魔法のフライパンを手入れする

2012年12月時点で納期7ヶ月待ちの人気フライパン、「魔法のフライパン」。

スキレットが100円均一で売られていたり結構安価な製品が多い鋳物製。
しかし、「魔法のフライパン」は26cmサイズで10,500円とかなりの高価格。
そして「魔法」というネーミング。

魔法のように「錆びない、くっつかない、料理が上手に出来る」フライパンで、だから高価なのも納得!と思い込んでしまいがちですが、いくら「魔法のフライパン」でも鉄のフライパンであることには変わりなく、それなりの手入れが必要なんですよね。

今回、1年ほど使用した「魔法のフライパン」を手入れする機会がありましたので、レポートします。

1年ほど使用した「魔法のフライパン」
良く使い込まれた黒色にみえますが、これは最初から施されている塗装です。

腐食したパン肌
パン肌をよく見ると、「黒い塗装」の下にボコボコと穴が開いているのがわかります。錆や焦げ付きなどでこうなっていると思われます。
せっかくのダグタイル鋳鉄もこれでは台無し。
卵なんかのタンパク質系の料理ではくっつきやすく、肉などをソテーしてもうまく焦げ目をつけられないと思われます。

同じように、魔法のフライパンを1年程使われた方が画像をあげています。

IHと「魔法のフライパン」の1年後
http://plaza.rakuten.co.jp/wakacorosoucoro/diary/201102210000/

上記ブログでは、「しっくりなじみ」と書かれていますが、画像を見る限りでは、パン肌がかなり荒れており、相当くっつくフライパンになっていると思われます。

こうなると、クレンザーや金たわし程度では落とせませんので、サンドペーパーで磨きます。

ここで一つ気になるのは、
「魔法のフライパン」に施されている黒い塗装。(※1)
サンドペーパーで磨くということは、この塗装も剥がすことになってしまいます。
剥がしてしまってもよいのか?


※1:魔法のフライパンと同じ鋳物かつダグタイル鋳鉄で色味もそっくり、値段も同じ川口鋳物のフライパンを見ると、シリコン系耐熱塗料を使っているので、おそらく同じ塗料と思われます。しかし、公式にはされていません。(2013/4/6 錦見鋳造に問い合わせたところ、黒色の食品用塗装(シリコン系)とのことでした。)

参考)“熱対策を塗料で実現する設計者のための技術サイト|熱対策塗料.com”
 http://bit.ly/V91yc7

メーカーの錦見鋳造のFAQを見てみます。
http://www.nisikimi.co.jp/faq/

塗装されているワケはこんな感じで書かれています。
↑塗装されているワケ

➡錆びやすい、焼き入れが必要、という鉄のフライパンの欠点を「塗装」することで解消しているとのことです。
そして黒皮鉄やブラックポットなんかに似た漆黒色で印象を良くする効果も狙っているのかな?と、あくまで個人的な想像ですが・・・

とにかく「魔法のフライパン」には「塗装」がされています。

しかし塗装は塗装。いずれ剥がれるもの。
どういう仕組みで焼き入れ不要にしているのか、わかりませんが、基本的には焼き入れしていない鉄は酸化皮膜(いわゆる黒錆、青錆)が形成されていないため赤錆が発生しやすく、油なじみもしません。(油なじみとは、酸化皮膜という「錆」の中に油が入り込むことです)

そして焦げ付いた場合のFAQは、こんな感じで書かれています。

↑サンドペーパーを使用してよいか?

➡「焦げ付いた場合は紙やすりで削り取っていただく方法がある。」と微妙な表現。
「塗装を剥がしてください」とは書かれていませんが、「紙やすりで削り取る」ということはメーカーが施した塗装を剥がしてしまうことになるため、このような消極的な表現なのでしょうか。

ということで、最初の1年ぐらいは錆にくく焼き入れ不要な「簡単フライパン」を演出できる塗装。
しかし、塗装がはがれてきたり、塗装の下が錆びてきたりと、いずれはくっつきやすいフライパンになってしまうと思われます。(今回メンテナンスしたフライパンは、この状態でした)
これではノンスティック加工がだんだん剥がれて使い物にならなくなるテフロンやティファールのフライパンとなんだか同じで悲しいです。

魔法のフライパンを永く使うのであれば、やはり塗装は剥がしておくべきでしょう。
というのが私の結論です。
※あくまで個人的な意見なので、塗装を剥がす際は自己責任でお願いします^^;

メンテナンスの様子と卵のくっつき具合を動画にしましたので、ご覧ください。


くっつかない仕組みさえわかってしまえば、テフロンなどの塗装に頼らない、くっつかないフライパンを手に入れる事が可能です。

道具の特性をしっかり理解して使えば、愛着がわいて楽しく料理できると思います。

参考になれば幸いです!

2012/12/23

フライパンの取れない焦げ付き、焼きつきを取り除く方法


我が家で使ってる、鉄のフライパンです。
ホームセンターで購入、¥2,000ぐらい。

料理に失敗して焦げ付きが!

洗剤もクレンザーも金ダワシも歯が立たない!

バーナーで焼いても取れない!

テフロンのようなノンスティック加工のフライパンだと、業者にお願いして再度ノンスティック加工を施してもらう必要があります。

しかし、鉄なら大丈夫。
削ればいいんです。サンドペーパーで表面を削って焼き入れすればもとどおり復活です。

鉄のフライパンを使うならサンドペーパーも購入しておくのがおすすめです。
荒めの80番と仕上げの150〜200番の2種類あれば十分です。

サンドペーパーで削った後にコンロで焼くのですが、コンロに安全装置がついている場合は途中で火が止まってしまいます。そういう場合は、カセットコンロを使えばOKです。




2012/12/09

50年モノの鉄鍋を手入れする



婆ちゃん家で50年モノの鉄鍋を見つけたので手入れしてきました。

【手入れの内容】
1.バーナーで焦げを焼き切る
2.サンドペーパーで赤錆を落とす
3.青くなるまで焼いて酸化皮膜を作る
4.白煙でるまで熱して油を注ぐ(酸化皮膜に油を染み込ませる)

【おまけ1】
50年モノといっても、今でも現役で使っているとのことで、調理に使う鍋肌の中央部分は焦げ付きは見られず、油が塗ってあって奇麗な状態。
さすが昔の人!?鉄のフライパン、鉄鍋の使い方は心得ていらっしゃる。
ただし、鉄鍋の裏側は焦げがひどく、
「これでは熱伝導が悪く、火のあたりもムラが出てしまうね〜」
と、婆ちゃんにうんちくをたれたら、「そうそう。」と、これもご存知。
知っていながらも焦げを取り除く術がないまま、使い続けて50年とのことでした。
手入れ後に焦げがごっそり落ちた鉄鍋を見て「心が軽くなった気がするね〜」と、婆ちゃん。
手入れした甲斐があった。よかったです。

【おまけ2】
鉄鍋のほかに30年モノの鉄のフライパンもありました。
こちらもパン肌は手入れされていて奇麗な状態。
鉄鍋と一緒に手入れしました。
こちらは青い酸化皮膜が奇麗に出ました。

【おまけ3】
鉄は重いから・・・と、数年前に購入した「ノンスティック加工のフライパン」もありました。しかしパン肌は黒ずんでザラザラ。聞くと、使用しているうちに素材がくっつくようになってしまい、使わなくなったとのこと。

「やっぱりフライパンは鉄が良いね。」と婆ちゃんと孫(私)。
意見が一致しました。

以上

2012/11/24

鉄のフライパンの焦げ付きを落とす方法

正しく使っていればまず焦げ付くことはない鉄のフライパンですが、火加減を間違えたり油返しをさぼったりして焦げ付いてしまうこともあります。
これはフッ素樹脂加工などのノンスティック加工フライパンでも同じこと。

ノンスティック加工の場合は、無理に焦げをとろうとすると加工の部分が剥がれてしまうため、ひたすらお湯でふやかすしかないなど、焦げ付き具合によってはお手上げになってしまいます。

しかし、鉄のフライパンであれば、簡単です。
クレンザーで磨いてもいいし、金属たわしでがんがん削ってもいいし。
加工されていないので、安心して削れます。

それでも取れない場合は、サンドペーパーで鉄ごと削ります。
焦げだけでなく鉄も削ってやることで、焦げ癖なんかも一切ない状態の鉄板がよみがえるから。おすすめです。

今日、久しぶりに焦げ付いたフライパンを手にすることができたので、メンテナンスしました。

焦げ付いてしまったフライパン
1.サンドペーパーで磨く。銀色の鉄が顔を出します。
80番のサンドペーパーで磨く

200番、400番のサンドペーパーで仕上げ磨き
2.強火にかけてパンの表面に酸化皮膜を作る。(から焼き)
強火にかけて30秒ぐらいで色が変わり始める

青色が酸化皮膜の目印
3.さらに強火を続けて白い煙を出すことで吸着水を蒸発させる
煙がもくもく出だしたら火を止める。焦げ付きの原因になる吸着水が230度ぐらいで蒸発してくれます。
4.油をたっぷり投入して酸化皮膜に油をしみこませる(油返し)
たっぷり油を入れる

油をオイルポットに戻して、さらにパンに残った余分な油をキッチンペーパーで拭き取る

自分の顔が映り込めばきれいで焦げ付かないパンの完成!

毎回料理前は、3の吸着水の蒸発と4の油返しだけやればOK。

鉄のフライパンは焦がしても何度でも復活してくれる、料理下手・火加減下手の強い見方です。ただしくメンテナンスして永く使ってあげましょう!

2012/06/18

鉄のフライパンの使い方





注文してた山田工業所製のフライパンが届いたので、さっそく使ってみました。
“男の道具:山田工業所の打出し中華鍋 [男の料理] All About” http://bit.ly/LzGqRS 
まずは空焼きと油ならし。その後、卵でテストしたらお湯で洗って完了。

ホームセンターで売ってる鉄のフライパンと違い、数千回叩いて打ち出した鉄は、空焼きした時にでる表面の紋様が綺麗でした。
だからって、料理にどう差がでるのかは不明ですが、なんだか、一生ものの職人の作品を手に入れた感じで、愛着倍増です。

魚の皮をパリッパリにしたり、野菜炒めをシャッキシャキにしたり、バーベキューなみに強烈な強火に赤身の肉を放り投げたり、強火が必要な料理が楽しみです。

ただし、なにぶん料理の素人で、火加減がわからず・・・
今後はおそらく、なんども焦げグセをつけてしまったり、保存が悪くて錆びさせたりすると思います。でも、そういう失敗からフライパンを復活させられるのも鉄の利点。
穴が空くまで使いつづけられる方法を、今後紹介していきたいと思います。


※すぐにテフロン加工に手を出さないのは・・・
料理を焦がすような下手くそだと、フライパンの温度をついつい上げすぎてしまい、テフロンを剥がしてしまうから。ちなみに、テフロン加工の限界は260度付近だとか。
よくわからないけど、テフロン加工は火加減にびくびくしなきゃで、難しそうです。


2012/04/30

鉄のフライパンを手入れする(魔法のフライパンも同じく)




帰省した際に焦げ付いて使わなくなったフライパンに気付いて、メンテナンスしました。
なんと2年待ちで購入した話題の「魔法のフライパン」も焦げ付いてて・・・
一緒に再生させました。

再生の手順
1,焼き切り
バーナで焦げを炭化させると簡単に落とせます。
2.サビ落とし
サンドペーパで赤錆を落として地金を出します。
3.空焼き
玉虫色まで熱して酸化皮膜を張ります。

料理前に必ずやりましょう
・油返し
白い煙が出るぐらい熱して焦げ付きの原因となる吸着水を揮発させる。吸着水の揮発には200度以上の温度が必要なので白い煙が目安です。
その後、火を止めてたっぷりの油をまわし入れる。酸化皮膜の隙間に油が入り込んで、テフロン加工のようなノンスティックフライパンに変化します。たっぷりの油を入れることによって、フライパンの温度を下げるねらいもあります。それでも高温な場合は、濡れたふきんの上に一瞬フライパンを置くことで適温にしましょう。
この油は調理用ではなく、あくまでノンスティックなフライパンにするため(酸化皮膜にしみ込ませるため)のもの。なのでいったんここでオイルポット等に戻しておきます。次回の油返しのときにまた使います。フライパン上に残った油はキッチンペーパー等できれいに拭き取ります。
その後、サラダ油やごま油、オリーブオイルなど料理に必要な調理油を必要な量だけ入れて調理開始です。
ちなみに、上記の手順でノンスティック状態になったフライパンであれば、調理油を入れなくても焦げ付くことはありません。
逆に、テフロン加工のフライパンの場合、焦げ付くと加工が剥がれやすくなるためメーカーのFAQでは適切に油をひくことを推奨されてますが、鉄の場合は剥がれるものがないので焦げ付いても怖くない分、油なしの料理に挑戦しやすいです。

鉄のフライパンの使い方を知らずに、既に焦げグセが付いたり、いつのまにかびっしり焦げが付いた状態になっても動画の手順でメンテナンスすれば、穴があくまで何度でも復活してくれます。

もっと知りたければ・・・
鉄のフライパンが焦げない仕組みについて、スライドとおすすめリンクを掲載してます。


http://blog.hizoo1999.com/2012/09/lt.html


以上