2013/01/14

鉄のフライパンのおすすめ

鉄のフライパンを購入するときに参考になればと思い、まとめてみました。

■サイズ
26cm・・・一番ポピュラーなサイズだと思います。一家に一つあるイメージです。ハンバーグ3個ぐらい焼ける大きさ。オムレツを作るにはカーブが緩すぎるので向かないです。フライパンや鍋の蓋が大抵26cmだから、家にある蓋を流用できる場合が多いと思います。
22cm・・・少し小さめ。朝食でちょっと使いたい時とか。オムレツも可能。

■厚み
・薄い(1〜2mm)・・・これぐらいなら26cmのサイズでも1kg前後なので、女性でもフライパンを振ることができると思います。
薄い分、蓄熱性は低くなり、例えば、冷たい卵液でオムレツを作るとフライパンの熱を奪ってしまいくっつく場合があります。
・厚い(3mm超)・・・重みがあり、振らずに調理するステーキ等に適しています。蓄熱性が高まるので、均一に熱を伝えやすく、餃子などを並べて焼いても均一な焼き加減になると思います。

■深さ
・ソテーなどする場合はフライパン返しが入れやすいように浅めが良いと思います。後で紹介する魔法のフライパンは浅めの作りになっています。
・野菜炒めなどかさばるものを作るのであれば、深め。もしくは中華鍋が一つあると重宝すると思います。
・とりあえず最初のフライパンを買うなら、ホームセンターで売っているような普通の深さ!?を購入して、後から中華鍋を買い足すなどすれば良いと思います。

■製造方法
プレス・・・鉄板を型抜きして成形する。薄いフライパン向き。量産しやすく比較的安価。
・ホームセンター系 ¥2,000前後
柄の部分が木製なので、何年も使ううちに取れてしまう可能性はありますが、鉄のフライパンであることに変わりはなく、十分使える品です。


・リバーライト 極(きわめ) ¥5,000前後
プレス行程:http://www.kodawariyasan.com/river/profile/river_profile.htm
錆びにくい窒化鉄が特徴とのことです。


・de buyer(デバイヤー) ¥5,000前後
フランスの老舗メーカー。
2.5mmなど比較的厚めの作りで、シルバーが美しい。
シーズニングの方法や黒く育つ経緯をサイト上の動画で紹介しているなど、こだわりが感じられる。
プレス工程:http://www.debuyer.com/video.php?id=121&background=bleu1&start=8



打ち出し系・・・鉄板をたたいて打ち出していく。薄いフライパン向き。
プレス同様、薄いフライパンを製造できるが、数千回たたかれた鉄板のためか、使い込んでいくとプレスとは違う漆黒の風合いになります。

・山田工業所 ¥2,500前後
空焼き(空焚き)を済ませて納品してくれるサービスがあります。
公式HP:http://www.yamadanabe.com
購入先➡http://shop.prokitchen.co.jp/item_detail.command?item_cd=YAFP16-26-IH&category_cd=K_C_Y_FRYPAN_IH


・あじねフライパン ¥15,000円前後

公式HP&購入先➡http://www.ajinefrypan.com/index.htm

鍛造・・・鉄のブロックを真っ赤に焼いては叩いて成形していく製法。薄いのも厚いのも製造できる。打ち出しよりもさらに量産しにくく比較的高価。



・turk ¥20,000前後
参考HP:http://www.free-park.jp/?pid=19710713



・鋳造・・・溶かした鉄を型に流し込んで作る。厚いフライパン向き。量産しやすく比較的安価なものが多いが、ダグタイル鋳鉄など高価な物もある。

・イシガキ 鉄鋳物フライパン ¥1,500前後


・LODGE スキレット ¥3,000前後
公式HP:http://www.lodge-cooking.com/product/logic/index.html


・南部鉄器 ¥10,000前後
カシューナッツ塗装のフライパンと、無塗装の上等フライパンがある。
公式HP&購入先➡http://oigen.jp/product/all_items/JTO-1-004/

・魔法のフライパン ¥10,000前後

公式HP&購入先➡http://www.nisikimi.co.jp
厚い鋳物をあえて薄く、軽くして大ヒット中のフライパン。
メーカーによると、炭素を混ぜることで遠赤外線効果を加えているとのことだが、そもそも鋼(こう)から炭素含有量を増やした物を鋳鉄と呼ぶので、特別、魔法のフライパンだから遠赤外線効果があるというわけではないと思われる。
ダグタイル鋳鉄製なので鋳物の弱点、ひび割れに強いと思われる。

・川口鋳物 ¥10,000前後
http://www.ferramica.com/shop/hotpan26fr.html
魔法のフライパンと同じくダグタイル鋳鉄製。
取っ手のデザインが魔法のフライパンに似ている。
厚みは魔法のフライパンが1.5mm、こちらは2mm。

私感・・・
私自身は、ホームセンター、山田工業所製、魔法のフライパンの3種類しか使ったことが無いのですが、その中でいうと、おすすめは山田工業所製のフライパンでしょうか。
サイズ26cm、厚み1.6mmをチョイスしておけば、オールマイティに使えると思います。

鋳造は鉄板が厚いので振れない。どっしり火において焼くステーキなど用途に向きます。ただし、魔法のフライパンや川口鋳物のフライパンは軽くて普段使い可能ですが、値段が高いです。

ホームセンターのものは、打ち出しの山田工業所製やダグタイル鋳鉄の魔法のフライパンと比べて、鉄の質が違うのか?酸化皮膜が弱くなかなか黒いパンに育たない気がします。
(気のせいだけかもしれません)

他にも見つけたら順次追記していこうと思います。


2013/4/14追記:Googleトレンドでいくつかのフライパンを比較してみました。
リバーライトは注目度が高いですね。(魔法のフライパンは人気がありすぎて他のグラフがつぶれてしまうので比較対象から除いています)


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